ハウスメーカー別おすすめZEH住宅

非常に注目を集めているZEHですが、ハウスメーカーによって呼称や坪単価が異なっています。しばしばZEHという表記もなく、各ハウスメーカー独自の名称のみ書かれているため分かりにくいこともあります。
ハウスメーカーごとのZEHの名称や特徴、坪単価をご紹介しますので参考にされてください。

ZEHの名称と特徴とは?

ハウスメーカーによって異なる名称と特徴に焦点を合わせてご説明します。

積水ハウスのグリーンファーストゼロ

積水ハウスのZEH住宅は、グリーンファーストゼロと呼ばれており、積水ハウスが建てる新築物件の4分の3を占めています。
グリーンファーストゼロは、消費するエネルギーを少なくする省エネと発電システムによる創エネ、最後に蓄電池に電気を貯める蓄エネの3つで成り立っています。

消費するエネルギーを少なくするため、住宅自体が高断熱素材である事に加え、高断熱サッシとアルゴンガスを注入したガラスで断熱効果を上げています。さらに使用されている照明にLEDを積極的に採用することで省エネを実現しています。
太陽光発電と燃料電池の2つによって発電、つまり創エネを行ない、発電した電気をエネファームなど高性能の蓄電池に蓄電する事で蓄エネを行います。こうすることで消費するエネルギーを相殺できるようにしています。
創エネと蓄エネ、省エネをどのように組み合わせるのかによって、グリーンファーストゼロ、グリーンファーストハイブリットなど名称が変わります。

グリーンファーストゼロ

大和ハウスのスマエコ

大和ハウスは、環境に配慮した住宅であるフォーネイチャーを推進しています。
フォーネイチャーを拡大させるために、大和ハウスが力を入れているのが、Xeboという断熱工法を取り入れた住宅です。
多くのハウスメーカーは、内断熱方法を採用していますが、大和ハウスは外断熱方法で住宅を建てています。いわゆる外張り断熱という方法です。外断熱と内断熱の決定的な違いは、外断熱は家全体を断熱材で覆うため、外断熱の方が圧倒的に断熱効果が高いことです。内張り断熱の場合には、吹抜や大開口などの設計を入れてしまうと、その部屋の断熱効果が極端に悪くなるためZEH住宅とは言えなくなることもあります。
しかしXeboは外断熱であるため、吹抜などの設計でも問題ありません。

断熱効果の高いXeboに加えて、太陽光発電システムD-HEMSや蓄電池を導入した住宅を大和ハウスではスマエコ(SMAEco)と呼んでいます。
D-HEMSは、パナソニックと共同開発した太陽光発電システムです。太陽光発電に加えて、LED照明を利用して消費電力を抑える省エネ住宅を、スマエコゼロエナジー住宅と呼んでいます。
さらにスマエコゼロエナジーに加えて、家庭用蓄電器を登載した住宅はスマエコチャージという名称です。

スマエコ

ヘーベルハウスのロングライフZEH住宅

ヘーベルハウスの住宅では、床下と室内の温度差をなくすために基礎断熱ALC床構法を採用しています。
加えて、ネオマフォームという高性能断熱材の利用とALCコンクリートヘーベルを使用することで、住宅全体が優れた断熱効果を得られるようにして、ZEHの断熱基準をクリアしています。ネオマフォームという断熱材は、空気よりも断熱効果が高く、材質として経年劣化が少ないと言われています。さらにALCコンクリートは、断熱効果が高いコンクリートより10倍断熱効果を高めた材質です。
この断熱材に加えて太陽光発電や家庭用蓄電池を組み合わせて、ヘーベルハウスのロングライフZEH住宅は出来ています。

ロングライフZEH住宅

タマホームのZEHは大安心の家ZERO

大安心の家ZEROでは、床下からの冷気の侵入を防ぐフェノールフォーム断熱材が使われ、壁内部には吹付けウレタン断熱が105mmも使用されています。
天井にもグラスウール断熱18K320mmが使われているため、冷たい外気の侵入や室内の温かい空気の流出を防いでいます。
断熱材と共に、照明設備を全てLEDにする事や24時間換気システムを取り入れるなど多くの省エネ対策も取られています。創エネの分野では、4.5kwの太陽光発電システムを採用し、使用するエネルギーを相殺できるシステムもあります。
こうした創エネ、省エネ、蓄エネを実現したZEHを、タマホームでは大安心の家ZEROと呼んでいます。

大安心の家ZERO

各ハウスメーカーのZEH住宅の坪単価

ハウスメーカーによって、ZEHへの取り組み方には少しの違いがあります。
こうした違いが住宅の坪単価にも影響しています。

積水ハウスのZEH住宅坪単価

積水ハウスの注文住宅は坪単価70万ほどになりますが、ZEH住宅になると約30万円価格が上がり、坪単価99万円ほどになります。
ある41坪の積水ハウス新築住宅の合計金額が4,000万円なので、この住宅の坪単価は97万円となります。

大和ハウスのZEHスマエコの坪単価

大和ハウスの外張り断熱Xeboシリーズは、坪単価50万円から60万円ほどです。
Xeboに加えてD-HEMSや蓄電池を導入した住宅であるスマエコエナジーやスマエコチャージ住宅の場合は、70万円から90万円ほどになります。

ヘーベルハウスのロングライフZEH住宅の坪単価

ヘーベルハウスのロングライフZEH住宅は、坪単価80万円から95万円ほどであり、平均的な建築費用はおおよそ3,000万円以上になります。

タマホームのZEH住宅大安心の家ZEROの坪単価

タマホームのZEHである大安心の家ZEROについて、タマホームは36坪で1,660万円の住宅を発表しています。
これを坪単価にするなら約46万円なので、オプションをつけない金額とはいえZEHとしては安い坪単価と言えるでしょう。

ZEH住宅には基準があり各ハウスメーカーはそれぞれ基準を満たすために、独自の技術を開発しています。
太陽光発電による創エネという分野には大きな違いがありませんが、住宅の断熱方法には違いが多く見られます。ZEH住宅を検討されている場合は、断熱方法について注目されると良いでしょう。
坪単価もハウスメーカーごとに若干の違いがあり、中には非常に安い坪単価になっているところもあります。状況に合わせて選ばれると良いでしょう。