現在大手ハウスメーカーの着工件数が年々減ってきているのに対し、ローコストハウスメーカーの着工数は右肩上がりになっています。
新築や建て替えで注文住宅を建てる際、2,000万円を超えると、毎月のローン返済額が大きくなってしまうため、1,000万円台で建てられるローコストハウスメーカーに注目が集まっています。ハウスメーカー別にそれぞれの特徴についてご紹介します。
ローコスト住宅の先駆けタマホーム
ローコスト住宅の代名詞にもなっている大安心の家が、1,000万円台で建てられるタマホームの注文住宅です。
大安心の家の特徴についてご紹介します。
ローコスト住宅でも自由な設計が可能
コストを下げるとデザインの自由度がなくなるというイメージをもっている方も少なくないでしょう。
しかしタマホームの大安心の家は、自由設計とコスト削減を両立させた注文住宅です。1,000万円台という限られた予算の中で、少しでも要望のデザインを取り入れるようにしてくれます。
超長期保証対応
ローコスト住宅は、長く使えないのではないかと思われるかもしれませんが、大安心の家は最長60年の保証も可能です。
長期優良住宅対応となるためには、耐震等級2以上と断熱性能等級4をクリアしていなければなりませんが、タマホームの住宅はどちらもクリアしています。ローコストでも長期保証を受けられるのは、利用者にとって大きなメリットとなるでしょう。
強固な基礎工事で安全な住宅
ローコスト住宅ですが、大安心の家という名前の通り安全な基礎作りも特徴です。
着工前には必ず地盤調査を行って建設に適しているかを確認します。仮に強度不足の場合は別途費用がかかりますが、地盤を強化する基礎工事へと移行します。また基礎には全面コンクリートのベタ基礎を使用し、地盤沈下が起きにくい設計にしています。
タマホームのローコスト住宅の坪単価
タマホームの住宅大安心の家は、ローコスト住宅であっても上記のような良い特徴があり、さらに坪単価は35万円から40万円ほどです。
アイフルホームのローコスト注文住宅i-Prime7
ローコスト住宅にいち早く乗り出したのが、アイフルホームでありローコスト住宅に関して歴史の長い会社と言えるでしょう。
アイフルホームi-Prime7の特徴はなんでしょうか?
LIXILの商品を活用した品質の高さ
アイフルホームは、住まい関連の事業を推進しているLIXILグループが運営しているため、LIXILの製品を格安で使用できます。
主婦にとって重要になるキッチンやバスルーム、使用頻度の高いトイレや洗面化粧台などの様々な設備があります。品質の良い建材や住宅設備がLIXILの特徴ですが、アイフルホームはローコスト住宅でも品質の高い住宅設備である、LIXIL製品を導入できるのは大きな特徴です。
モダンなデザインとライフスタイルに合わせた設計プラン
アイフルホームのi-Prime7は、ローコスト住宅には見えないスタイリッシュな外観デザインになっています。
ローコスト住宅は、無駄を省いているため外観が似てしまう傾向がありますが、アイフルホームのi-Prime7は異なります。
また大人数が集まってパーティーを開けるようなスタイルにするのか、収納を充実したスタイルにするのかなど、好みに合わせてプランを変更することもできます。費用を抑えるだけなく、ライフスタイルに合わせて12種類から建設プランを選択できるのも良い特徴です。
長く快適に住むための構造
長く同じ家に住むために、住宅は頑丈な構造でなければなりません。
特に耐震構造は重要であり、i-Prime7には5つの耐震構造が備わっています。耐震設計と地盤調査はもちろんのこと、さらに構造用集成材やテクノスター金物という耐震性の高い材料を使用し、剛床工法によって安心して暮らせる構造になっています。時間の経過と共に頑丈さが失われない品質の高さが特徴とも言えるでしょう。
アイフルホームのローコスト住宅の坪単価とは?
年間着工数が5,000軒を超えているアイフルホームのローコスト住宅は、平均坪単価45万円から53万円です。
もちろん、設備の内容やデザインによって価格に変動はありますが、おおよそ坪単価はこのような数字なので、ローコストハウスメーカーの中では、若干高いかもしれません。
アキュラホームのローコスト住宅
ローコストハウスメーカーと通常のハウスメーカーの中間に位置しているのがアキュラホームと言えます。
どのような特徴があるのでしょうか?
ワンランク上の設備を提供
1,000万円台で建てられるローコスト住宅でありながら、設備が非常に充実している事が大きな特徴となっています。
通常のローコスト住宅では考えられないような、高気密断熱構造や太陽光発電まで設計に含めることが可能です。オール電化まで選択肢に入ってくるのは、非常にうれしいでしょう。
大量仕入れによる価格の低下
ハウスメーカーでも、建設資材を大量一括購入することで仕入れ値を抑えられます。
アキュラホームでもジャーブネットという工務店ネットワークを構築することで、建築資材の価格を抑えるための大量購入が可能となりました。そのため坪単価も非常に安くすることができ、平均40万円から50万円です。
情報の共有による高い技術の共有
全国展開をしているハウスメーカーは、日本全国で建築を行うため、地域の工務店によって建築技術に差が出てしまうこともあります。
しかしアキュラホームのジャーブネットでは、建設資材の一括購入だけでなく、建築技術の共有も行なっているため、どこでも同じ水準の建設を行えます。費用節約のために手間を省いたり、施工日程を減らすようなことが起きないシステムがあるのも特徴と言えるでしょう。
1,000万円台で建てられるローコストハウスメーカーですが、安かろう悪かろうという原理は当てはまらないようです。
それぞれのハウスメーカーによって特徴に差があるとはいえ、広告費を極力減らすことや、建材の一括大量購入などによって安さを実現しています。
自分の望んでいる家とハウスメーカーの特徴を合わせて考えるなら、自分に合ったローコストハウスメーカーを見つけられるでしょう。