積水ハウスの特徴
業界トップの建築数
積水ハウスは戸建て住宅最大の受注数を誇るハウスメーカーです。
戸建住宅やアパートなどの低層共同住宅の販売棟数において、例年2位以下のハウスメーカーを大きく引き離してトップであり続けています。
積水ハウスの子会社である積和不動産と連携し、建設地の確保や開発にも力を入れ、住宅地としてトータルに開発することで付加価値も付けています。
耐震構造に優れた仕様
高級注文住宅の建築で特に定評があり、耐震設計も的確に取り入れて、阪神淡路大震災では、地震の際に大切な働きをするブレースが数cm伸びて揺れを吸収し、それ自体の損傷もほとんどなかったようです。
積水ハウスの耐震構造の要であるユニバーサルフレームシステムは全棟標準仕様となっていて、住宅性能表示の評価基準で、性能表示最高等級である等級3を取得しています。
住宅性能表示の耐久性においても、標準で性能表示最高等級である等級3が取得可能となる仕様です。これは、建替えや大規模改修を、75年間から90年間、つまり、3世代にわたってしなくてもよいとされる規準です。
ゼロエネルギー住宅「グリーンファースト ゼロ」
積水ハウスは、省エネに取り組む姿勢も高く評価されています。
エコ対応で住まい心地向上、及びエネルギー収支ゼロを目指し、快適な暮らしを先取りしたゼロエネルギー住宅「グリーンファースト ゼロ」で、平成26年度省エネ大賞 審査委員会特別賞を受賞しました。
これは経済産業省が後援する、一般財団法人省・エネルギーセンター主催の権威ある賞です。政府は2020年まで、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの本格的普及を目指しており、積水ハウスが受賞したのは、住宅業界初のゼロエネルギー住宅でした。
2015年の時点で、積水ハウスの新規戸建て住宅の74%に、受賞したこのグリーンファーストゼロが採用されています。内容は、高断熱仕様で夏の冷房費を抑え、冬は温水式床暖房を用い、アルゴンガス封入の複層ガラスによっても暖房費を抑えるというものです。
これにより光熱費が節約され、快適な暮らしが実現されると評価されました。
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ジャスト・イン・タイム生産
積水ハウスは、鉄骨戸建て住宅の場合、鉄骨の柱や外壁などの構造躯体の部材を全国で工場生産しています。
生産をおこなう自社工場では、最先端の技術を使ったロボットや、数十年稼働し続ける機械などにより、各住宅の部材が厳格な品質管理のもとで製造されています。
鉄骨や外壁パネルの工程では、溶接ロボットなども使い、切断や穴あけ、溶接、防錆の加工などがおこなわれます。注文住宅も、自社工場で一棟ごとの自由設計にもとづく、邸別受注生産方式で自動生産されます。
もちろんつくり置きするようなことはせず、一棟一棟の設計や施工計画に沿って、出荷日から逆算して生産されます。必要な部材を必要な時に、必要な量だけ生産するジャスト・イン・タイム生産が行われているわけです。
また、物流コストを軽減するために、東北、関東、静岡、兵庫及び山口と、国内に5つの工場を持っています。
鉄骨住宅と木造住宅を扱う
積水ハウスは鉄骨住宅と木造住宅を建築していて、鉄骨住宅には鉄骨軸組構造を取り入れています。
木造軸組の鉄骨バージョンとも言えるユニバーサルフレームシステムという、積水ハウス独自の鉄骨2階建ての構法を採用し、柱を支えるブレースがポイントごとに配置されているため、間取りの寸法の微調整が比較的容易にできます。
そのため、顧客の考えるとおりの間取りが実現できます。注文住宅なわけですから、これは大事なことです。建築の際は細かい構造部材を工場から搬送し、現場で施工するため、溶接はせず、部材の連結はすべてボルトでおこないます。
木造軸組は設計の自由度が高いことで知られていますが、その良さを十分に生かし、また品質が安定しているという鉄骨の強みも加味した戸建て鉄骨住宅づくりが可能となっています。
積水ハウスの坪単価
積水ハウスは鉄骨構造と、木造住宅の「シャーウッド」の戸建住宅があります。
一般的に鉄骨の方は、坪単価は65〜85万円、木造は坪単価50〜80万円程が目安とされていますが、住宅産業新聞社の「2014年度戸建て住宅大手ランキング表」では、積水ハウスで家を建てた人の平均床面積が42.4坪、平均単価が3,566万円とあるので、平均坪単価は84.1万円になります。
2010年の同ランキングからは積水ハウスの平均坪単価は75.5万円と割り出されるので、ここ数年で積水ハウスの坪単価は9万円弱も上がったことになります。
実際に積水ハウスの坪単価の口コミを探すと、木造住宅シャーウッドが32坪で2,500万円(坪単価78.1万円)、鉄骨2階建て住宅で39坪3,200万円(坪単価82.0万円)というのがありました。
これらの数字を見ても積水ハウスの坪単価は、他のハウスメーカーと比べても高い部類に入り、平均的な40坪ほどの家を建てるには本体価格だけで3,000万円以上は見ておいたほうがよいでしょう。
ただ、積水ハウスは商品のラインナップが充実しているので、オプションをつけずに安めの商品を選べば思ったより安く家を建てられたということがあるかもしれません。
積水ハウスの見積もりについて
積水ハウスの坪単価は概して高めなので、小さめの家だとしても見積もりは高くなってしまいます。
しかし、それは住宅の性能が良いからそうなるのであって、決してネームバリューゆえに値段が高めになっているのではないと考えられます。
積水ハウスの耐震設計はしっかりしたものであり、大地震でも躯体には大きな損傷はなかったとされています。耐久性も、住宅性能評価で最高ランクを得られるものです。
そうした対策がしっかりなされた住宅であるなら、やや高めの価格となっても長い目で見た場合、お得ということにもなります。
また、積水ハウスは値引きを大幅におこなって、競合する他社と対抗するということをあまり行わない面があるようです。
もちろん、他の数社からも見積もりを取り、値引き交渉することは可能でしょうが、最終的には費用対効果をよく検討して決めるとよいでしょう。
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積水ハウスの平屋住宅
積水ハウスでは、ライフプランや家族構成に合わせた様々な住宅づくりをおこなっています。
最近は、家族形態の変化にともなって平屋住宅の人気が増しています。高齢化に備えたバリアフリー住宅としても注目を集めているようです。
平屋の戸建て住宅は建売ではほとんどないため、注文住宅で建築することになります。
積水ハウスの平屋には、木宅と鉄骨住宅の二種類があり、木造住宅では、木のぬくもりを生かした温かみのある平屋住宅が実現できます。鉄骨住宅のほうでは、鉄骨の強度を生かした特徴的なデザインが技術面で可能となり、新しい形の平屋を実現できるようになっています。
積水ハウスの二世帯住宅
住宅資金を親子が共同で用意する例が増えてきた影響もあり、二世帯住宅の需要が増えてきています。
二世帯住宅、比較的大きな家屋となるため、一流ブランドのハウスメーカーに依頼すると安心できます。
超優良企業である積水ハウスは、二世帯住宅づくりにも定評があります。
こうした住宅では、一階に親世代が、二階に子供世代が住む場合が多く、二階の孫世代の足音には注意を払うことが望まれます。
積水ハウスでは遮音性が必要とされる場合、RC造のスラブ厚200ミリメートル相当を二階の床面に施し、上階から一階への衝撃音を約1/2に抑えています。
坪単価は、浴室とキッチンを共同型にするか完全分離型にするかによって、かなり違ってきます。
積水ハウスであれば、床の構造も浴室キッチンの設置数も、顧客のニーズに合わせて選択可能です。
こうした注文住宅ならではの良さをフル活用し、親世代も子供世代もともに末永く快適に過ごせる住まいを実現させたいものです。
積水ハウスの3階建て
3階建てを希望する場合は、建売住宅というのはまずないため、注文住宅を建築することになります。
3階建て住宅を取り扱っているハウスメーカーは限られていますが、その中で積水ハウスは高品質の住宅を建築する一流企業として知られています。
高級一戸建てハウスメーカーの代表格と言ってもいいでしょう。 積水ハウスでは、βシステム構造という建築方法を採用していて、従来工法のような通し柱を使う必要がありません。
そのため、各階の間取りが自由に決められます。
坪単価は70万円~100万円程度ですが、店舗やガレージとして一階を使用するのかどうかによっても、値段はかなり違ってきます。
いずれにせよ、価格は決して低い方ではありません。しかし、万が一の場合の対応力が、積水ハウスのような優良企業とその他では違ってきますので、やはり価格よりも、信用できるハウスメーカーということに重点を置いた方が無難でしょう。
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注文住宅を建てるのは、ほとんどの方が一生に一度きりで費用も多くかかります。
積水ハウス以外にも大手のハウスメーカーはたくさんあるので、複数のハウスメーカーに見積もりや間取り提案をしてもらうことは必須です。
そろぞれ要望に応じた便利なサイト(どちらも無料です)がありますので、よかったら利用してみるのもよいでしょう。