鉄骨の注文住宅を建てるポイント

注文住宅を建設する上で建築費用の内訳の中で高額な部類に入るのが鉄骨を使った建設方法です。
頑丈な上に鉄骨を使うと様々な設備を家に作れる様になるためそういった意味で非常に有用な材料です。
しかし、高価格な鉄骨を使った注文住宅でも建築方法によっては安価に建設する事ができます。
まず、鉄骨は木造の様にすぐに材料が準備できるわけではなく、工場で製作した物を建設現場に運ぶのです。
なので安価に建築したい場合は、軽量鉄骨を使用する事をお勧めします。
これは厚さが6ミリメートル未満の鋼材で鉄板を曲げて作ったものなので、通常よりも安価に作る事ができます。
ただし軽量タイプを使用する場合、建築する場所の土地の地盤に大きな問題がなく、間口が狭い場合に限られているので建築家にその土地の地盤をよく調べてもらった上で使用するかどうかを決めましょう。
また地盤が非常に硬い場合は、建設費用が高くはなりますが重量タイプの物を使用する事ができるので、自分の経済状況をよく確認した上で建築すると良いでしょう。
注意してほしいのが大手ハウスメーカーの多くは軽量タイプの物を使用する事が多く、重量タイプの物は取り扱っていないケースもあり、そういった場合は施工できるメーカーや工務店が限られてくるので、注意が必要です。
重量タイプの物を骨組みに使用すると構造上柱の数が少なくなるため、間取りの自由度が高く理想の家を建築しやすくなるので、予算が許すのであれば注文住宅は重量タイプで骨組みを造る事をお勧めします。
しかし鉄骨を骨組みに使った場合の大きな問題が耐震性と耐火性についてです。
鉄で作られてるから頑丈と考える方がいますが、鉄は熱し続ければ変形してしまいますし、水分があればサビついてしまい時間の経過とともに劣化し最後には破損してしまいます。
なので鉄で骨組みを造る場合は耐火被覆材や防錆処理を念入りに行わなければならないため、建築機関が大幅に長期化する事を十分に留意しておきましょう。
ただ、火災保険料が安くなるので、長期的にみれば掛かる費用を抑える事につながるという点も覚えておきましょう。