新築一戸建ての建築費用相場

新築の一戸建て注文住宅の建築費用の坪単価の相場は、おおよそで言えば60万円くらいでしょう。
ですから、25坪の一戸建てとすると、1500万円が建築費用の相場ということになります。
しかし、注文住宅を建てる場所など、諸条件によって金額は左右されます。
例えば、普通の住宅地と寒冷地では建物仕様が異なりますし、海に近い場所であれば塩害対策もある程度必要になるので、少し余計な費用がかかるというわけです。
もう一つ、家を建てる場所にかかわることでは、材料を運ぶトラックが近くまで入れるかどうかも、価格に影響してきます。
運搬に人手がかかる恐れがあるからで、人件費がもっとも大きなウエイトを占める今日では無視できません。
全体費用の70%くらいは建物本体にかかるものですが、その他に付帯工事にかかるものもあり、それは通常前述価格に含まれますが、電気、ガス、上下水道にかかる工事は、その土地の事情でプラス費用が発生することもあるのでが注意が必要です。浄化槽などはまさに事情次第のところもあります。

門扉や塀、あるいは建物玄関までの通路舗装などは別扱いが一般的です。
また、地盤改良の必要な場合は別扱いで、結構高額になることもあります。建築にかかわる届けや申請費用は、費用総額に含まれることが普通ですが、不動産登記や火災保険は別になります。
このように様々なことが絡みますので、一戸建ての注文住宅を作ろうというときは、少なくとも二社の建築会社に連絡して、相見積もりを取ることがまず大事です。
この場合、同一条件で比較しなければ、費用の高い安いは正確に判断できませんが、およその構想を伝えると、それぞれの建築会社が、間取りや体裁や使い勝手もプロの立場で考えての提案をしてくれますので、同一条件というのは難しいと考えた方がいいでしょう。
しかし、その提案内容の良さを評価した上で、予算と合っているかで選定すれば、満足の行く注文住宅という結果になります。
見積もりまではどこに頼んでも無料ですから、安心して頼めばいいことですが、相手の会社へは、あらかじめ相見積もりを取ることを連絡しておくのが、エチケットですし、そうしておけば、無用なトラブルが起こる心配はありません。
もう一つ、最初の計画から追加仕様をすると費用は予想外に膨らんでしまいます。最初の段階でしっかりと間取りや設備を決めることが何よりも大切です。