注文住宅を建てる場合には土地選びから始まります。
土地探しは、一般的には便利なところが良いわけですから、近くにコンビニやスーパー、銀行などあれば良いと考えがちですがそれだけでは駄目です。
駅の近くに家を建てるのは金銭的にもなかなか難しいことですが、勤務する場所や通学する学校などから近いということも選ぶことの基準となります。
また、念のために確認しておきたいことは、その場所は土地柄から言って地名に池とか沼とかいった文字の入るところであれば、過去に水に関係する災害があったところであったか疑ってみるということです。
川が決壊して洪水に見舞われたようなところではハザードマップを確認することが必要でしょうし、宅地造成してまだ日の浅い土地の場合は地盤調査を要したり改良工事を行う場合もあります。
注文住宅で土地を購入する場合には、総予算から土地購入代金を差し引いたものがマイホームにかけられる予算であり、その他にも多くの費用が掛かることを知っておく必要があります。
注文住宅としての土地の形は矩形が望ましく、変形土地の場合には家相面からいってもその対策が必要となります。
南面した道路があれば陽当たりも良好となり、マイホームの庭もつくれます。
また、土地は高低差がないところが望ましく、切土や盛土で擁壁が設けられるような段差のあるところでは地すべりなどの危険性もあります。
海岸近くの場合には高潮などで被害を受けないようなところが望ましいものです。
さらに、将来都市計画法で道路が近くに予定されているとか、建築基準法で用途地域によって建物の法的制限を受けることもありますから、注意が必要です。
気に入った土地が見つかった場合でも、曜日を変えたり、昼と夜など時間帯を変えて何回か訪れてみてその雰囲気を掴んだり、あるいは近くの利便施設の状況を歩いて掴むことも参考になります。
地図においては騒音を発する施設とか臭気の漏れる嫌悪施設が附近に存在しないかも調べておくと後々後悔も少なくなります。
以上のことから、総合して土地を選ぶと良いでしょう。