大手ハウスメーカーで家を建てるメリット・デメリットは?

大手ハウスメーカーで家を建てるメリット

注文住宅を建てる場合、大手ハウスメーカーで家を建てるとメリットが多く存在します。
注文住宅であれば間取りを始め、壁紙などの内装だけでなく、外観の外壁にまでこだわってオシャレで快適な住宅を建てることができます。
住宅展示場に足を運ぶと、多くのハウスメーカーや工務店などのモデルハウスが数多く建ち並んでいます。
こうした中でも大手ハウスメーカーの造りは他のメーカーとは異なり、デザイン性はもちろん、快適な暮らしができるように細かい部分までこだわって建てられていることが良く分かります。
光熱費を抑えることができるエコな住宅、大きな窓で太陽の光を多く取り入れたりと、日々生活していくことを考えた設計になっていることが多いです。
大手ハウスメーカーといっても、それぞれのハウスメーカーで個性があります。
個性とは、例えば高気密高断熱な住宅を実現するために空気を循環させる構造にしていたり、工場で製造して現場で組み立てる仕組みの家作りなど、大手ハウスメーカーによって建て方もデザインも異なり、それぞれの特徴があることを言います。
ハウスメーカーによってある程度デザインや構造は決まってしまいますが、注文住宅でこうした個性が気に入ったハウスメーカーがあれば自分の理想に近い家を建てられるのではないでしょうか。

また、大手ハウスメーカーであれば信頼、安心して住宅を建てることができるというのも大きなメリットです。
過去の実績や長期期間の保証制度を持っているハウスメーカーが多いので、この点は非常にメリットが大きいと言えます。
特に今の日本では地震などの耐震、免震構造がとても注目されていて、地震や火災などの災害に強い住宅が選ばれています。
こうした実績があるハウスメーカーは注文住宅でも非常に人気があり、コストをかけてもこうした住宅を選ぶメリットは大きいと言えます。

大手ハウスメーカーで家を建てるデメリット

注文住宅を大手ハウスメーカーで建てる場合の注意点として、注文住宅だからといって、自由に設計ができると思ってたらそれは間違いです。
大手ハウスメーカーでは、規格住宅が前提となっていることがあり、これが自由設計にはならないということを認識しておく必要があります。
規格住宅が前提になっている大手ハウスメーカーでも注文住宅と言って商品化していることがあります。
自由に設計できる住宅を求めている人にとってはデメリットになってしまいます。
規格住宅とは、外観や間取りなどある程度パッケージ化された住宅で、コンセプトに沿った住宅が商品化されていて購入者はその中からどのプランが良いか選ぶという流れになっています。
これも注文住宅と呼ばれるものになり、購入者側との認識がズレることでデメリットになることがあります。
しかし、多くの場合、このパッケージ化された規格住宅で十分足りるのもまた事実として挙げられます。

次のデメリットとしては、こうした規格から外れたオプションを追加したい場合に、多くの費用がかかってしまうことがあるという点です。
規格外になることはそれなりの設計や人件費がかかるため、費用が予算をオーバーしてしまうということも多くあるのも事実です。
そして、持っている土地に関してもハウスメーカーの規格から外れてしまうと余分に費用がかかることになるので注意が必要です。

費用面でいうと、大手ハウスメーカーではCMや展示場の維持費を始め、人件費などで多くの費用がかかってしまいます。
その分住宅の価格が上昇し、規格住宅で大量生産をしていたとしても結局はこの経費によって住宅の価格が上昇してしまうというデメリットがあります。
また、展示場では一般的な住宅よりも大きく、オプションを多く付けないといけないようなグレードの高い住宅をモデルハウスとして展示しているので、ハウスメーカーに注文住宅の依頼をするときは、きちんと細かい見積もりをもらい、モデルハウスに近い家にするにはどれくらいの費用がかかるのかを明確にすることが大切です。