注文住宅を建てる場合にはハウスメーカーに建ててもらう、地元の工務店に依頼する、設計事務所に設計とその設計監理を依頼し、見積もりや施工は設計事務所の繋がりのある工務店に依頼するという3つの方法があります。
注文住宅を工務店に依頼する場合は、打ち合わせを行った上で見積もり書も提出してもらえることが多いです。
大抵は間取りや延べ面積、仕様書などから坪辺りの単価も出ていて、それに基いて進められるものです。
そして、施工を行う前には建築確認申請用の図面が作成されて役所に提出されます。
詳細図面も描かれ、概算見積もりよりも細かな建築材料の選択や建築設備機器の種類やグレードを決め、詳しい見積書が提出されます。
注文住宅の見積書の項目としては次のようなものがあります。
調査申請費の項目としては「地盤調査費」や建築確認を申請するための「申請手続費」があります。
建築工事項目としては、足場や仮設トイレ、仮囲い等の「仮設工事」、「地盤調査費」、外壁材やタイルを貼る「左官工事」、布基礎やべた基礎などの「基礎工事」、屋根材を葺く「屋根工事」、その他にも「外装工事」、「建具工事」、「塗装工事」、「防水工事」があります。
別途工事の項目としては、「外構工事」、「空調工事」、「照明器具工事」等があり、その他にも見積書の項目数は多数にわたります。
他にも既存の建物を取り壊して新築注文住宅を建てる場合には、その解体工事費も必要となります。
場所が狭かったり、手作業が必要であったり、埋設物の処理が必要であったりした場合には予想外の費用になる場合もあります。
工務店で複数社から見積を取る場合には、平米単価とか個数、箇所数など単位を知った上で見積書の見方を身に付け、その数値が合っているかどうかもチェックすることが大切になります。