建坪11坪〜13坪程だと狭小住宅となり、建築費が割高になる可能性もあります。
またハウスメーカーによっては場合により狭小住宅の建築を断られたり、依頼できたとしても住みやすい家になるとは限りません。
というのもハウスメーカーの商品は一般的な敷地を想定しているものが多く、狭小住宅や変形の土地についてあまり考慮されていないからです。
狭小住宅は一般的な住宅よりも、限られたスペースを有効活用でき、隣接した家との距離や日当たりなども考慮して間取りを考えなくてはなりません。
こういった狭小住宅の問題点を解決できるハウスメーカーや工務店に依頼することが、狭小の注文住宅を建てる上で重要になってきます。
ここでは建坪11坪〜13坪の範囲内で、注文住宅の間取り例と住みやすい家にするためのポイントを紹介していきます。
※建坪(たてつぼ)というのは建築面積を坪数で示したもので、延べ床面積というのは各フロアの床面積の合計となりますので、混同しないように注意してください!
建坪12坪2階建ての家
建坪11坪〜13坪の、基本的な間取りパターンとしては洗面、風呂、トイレを1階に集め、2階には寝室と子供部屋をもってくることです。
これくらいの建坪でも小さい部屋なら3部屋とれますので、2階建てでも部屋数を確保することができます。
厚生労働省が算出した「健康で文化的な住生活を最低限満たす居住面積」は4人家族で50㎡ということですが、建坪12坪で2階建てにすれば問題なくその基準をクリアできます。
ただ、やはり家族で住むと広さはあまり感じられないと思うので、使い道のない無駄なスペースがでないような間取りにする必要があります。
建坪12坪3階建ての家
こちらはビルトインガレージで3LDKを実現した例です。
敷地面積が小さい狭小住宅だと、隣家に囲まれていることも少なくないでしょう。
その場合採光の面も考慮が必要で、あえてリビング・ダイニングを2階以上にもってきて明るいリビング・ダイニングを実現するという方法もあります。
この間取り例の場合、トイレも1階と2階にあり、3階に収納ともう一部屋あるので、理想的な間取りといっていいでしょう。
建坪12坪2階建ての家
こちらは1番の例と間取り的にはほぼおなじの2階建て3LDKです。
狭小住宅において、吹き抜けをつくったり、玄関のドアも開口の広いスライド式にするなどの工夫も必要です。
また床の高さをずらす「スキップフロア」など広く見せるために効果的です。
このスキップフロアとは、段差によって空間が性格づけられるために、実際よりも広がりを感じることができるというものです。
建坪11坪ビルトインガレージ付き3階建ての家
こちらの例は2台分のビルトインガレージを持つ3階建ての家の間取り例です。
建坪11坪で2台分の駐車スペースをとるので、1階は部屋をとることができません。
ですので、2階にLDK、3階に寝室ともう一部屋という2LDKの間取りになります。
2階に水まわりを集約したとしても、住居スペースは2階から上になるので住みやすい家とはいえませんが、車を2台必要とする家庭には参考にできる間取りです。
また、建坪11坪〜13坪で注文住宅を建てようとすると、条件によっては業者に断られてしまうこともあります。
「タウンライフ家づくり」というサイトは家を建てたい地域に対応したハウスメーカーや工務店が、注文住宅の「間取りプラン」や「見積もり」を無料で出してくれます。
建坪11坪〜13坪のような狭小住宅でも、敷地面積を有効に使って陽当たりや生活動線なども考えた間取りプランを提案してくれます。
複数の業者から「間取りプラン」や「見積もり」を提案してもらうことで、ご自身の理想に近い注文住宅を依頼できる業者が見つけやすくなります。
無料ですので「どういった業者が対応してくれるのか」や「見積もりはどれくらいになるのか」だけでも聞いておく価値はあると思いますのでオススメのサービスです。
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